ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


2007-01-01から1年間の記事一覧

赤黒の水溜りに 僕の顔が映らない、と 無性に掻き毟りになり 鼠色の肌に 温もり、大切なの僕には 僕の眼から見える世界、世界 行列に並び損なうことを気にせず そんな風に振舞いたかった だけどだけど、でも 「大嫌い!」 甘えた不誠実を抱きしめる 僕の、や…

うわあ なんて寂しいんだろう うわああ ミュート 輝く金木犀の彼方 そこには優しさ 辿りついてみて 泣いてなんか駄目だ うわあああ 今心裂けそうな気持ち あああ ミュート 御好きなのね 鼓動早く朽ちる 突然の笑顔 恋に落ちるのは尤もだ ああ! あああ! ミ…

大丈夫 大丈夫と 言い聞かせ 言い聞かせる度 僕の網膜は赤い煙を上げながら焼かれ 僕の瑞々しい喉は何度も金切り声を上げる 大丈夫さえに 僕はもう限界なの 燃えている心を失って踊れない 僕はもう知りたくないことを 傷ついた肌が体を這い回り キスをして、…

僕の唯一の秩序 二つ開けて命名す 頭から離れない 言葉があるの 少女らしき貴方 無垢に何の疑いもなしに 頭から離れない 言葉があるの リズムよく踊る泣き虫 全ては夢でやり直せる 頭から離れない 言葉があるの 虐待の親を愛したい 根源はいつだって寂しそう…

愛しています ただ、愛しています その愛を語る 僕は何れにもまして大げさに ときめき 溢れ出した意味を 大げさに、大げさに 少しずつ彼女の 骨と骨を支える細やかな粘膜が溶け 自由に骨は体から離れ その両腕を支える最後の肉も 少しずつ滑らかに伸びきった…

いくらでもといけない。

大凡彼には見当がついていました。愛情のありか の、事実の夢の、貴方にとっての彼の。しか し彼は大凡見当がついていたせいで、何もかも失ってし まったのです。月よ、さよなら。彼は死体の ように息を吸った後、大きく眼を見開いてこう呟きました「(月夜の…

寂しい音楽で響きながら 僕はちょっと泣いたりする けれど それは大げさでなくて とても小さく縮こまるようなことで 薬を飲んでも駄目で 祈ってみても駄目で 赤ちゃんが泣いている 泣いている 何故誰も抱いてやらないか 何故誰も 答えはない 続かない涙は温…

死なないで月 何もかも果てしなく続く 死なないで月 両手に広がった血潮 死なないで月 こめかみの痛みが響く 死なないで月 照らすまぶたが焼き残る 「死なないで月」

泣き喚いて 気丈 なんて 勝手ね 勝手よ、そんなの 僕はね、そうね でも、 もしかしたら言い終るその間の 少しの真空の中で 変われるかも知れない 人らしく しかし また一つ 死なせてしまった 戻らない だからね 組み合わせて 努力させる 足りない 半開きのま…

肝心な時には置き去られな 出会わずな言葉 恐らく失っている 誰彼が上手に使っている 呆然とし 誰が殺そうとしてる、アンヨ 苦しい 「書けない」

僕。

僕は 僕は、 僕は! 僕は。 僕はただ一直線に伸びきったガム 僕は 僕はただの造形物 僕はただのただの暗がり 僕は……、しかし、……いずれにせよ 僕は 「僕は死んでしまった貝殻」 僕は 僕、僕、なんていい続けて最早最早 僕は 痴情だけで自己を保っているこの…

朗読できぬ。幼い僕。

僕には花束は少々大きすぎました (罵倒されし父母) 僕には花束は少々大げさすぎたのです (傷つきし幼き妹) 僕には花束は少々色が強すぎました (叫び泣く友、友) 僕には花束は少々香りがよすぎたのです (ただ形だけ笑う僕) 「然様なら」

人ごみに隠れた恐ろしい大きな口が 歯を立てた僕の右足 には、どうしようもなくどうしようもなく 目を伏せきって、なおも嘔吐しないように気丈さを 息切れを起こす小さな胸に 何ともなくなんともなれるものよ、と言い聞かせ言い聞かせ 突き落としてしまいな…

貴方、に、 僕、に、 赤い、困る、 何処へ、何故、 最後は、蜃気楼 寒さ、の、 神経、の、 困る、構築す、 胸の奥の、脳髄、 最後は、蜃気楼 最後は、蜃気楼、 駆け出そう、このまま、 結末は、蜃気楼、 気付いても、泣かない、 眼球、が、 指先、が、 気丈…

その夜に 呟く 声 それはただ 僕の居所をどうにかして見つけ出そうとする貴方と 僕 見つめ触れ、抱き寄せ集め、命からがら、この星、と月 ひきつけを起こすから 起こす そして この胸の高鳴りは なんと浅ましく、しかし潔く乱れ溢れ 漸く消え 静まり 声 いず…

思いつくままに。

度重なる現実の刃先に 何度ともなく泣き咽る日々が在りました 度重なる毎日の連続に 何度とも泣く僕を情けなく想いました 実情の傍にいる彼女は いつだって僕を置き去りで いつかは一番傍にいたと 抱きしめ竦み足は震え もう止めたいと心が痛み その代償にと…

酷い夢を見た日には、必ず救済の現実が待っている。幸せな夢を見た日には、必ず残酷な現実が待っている。僕が夢を見た日には、必ず誰かが命を終えている。僕の命が終えた日には、誰かが夢から覚めるのかしら? 果たして果たして。嘘も全て網状になった僕へ、…

久々の詩。

僕がもしも。 もしも、普通の男の子だったら。 沢山恋をしてみよう。思い出として僕を苦しめる、後味の悪さを知ってみよう。傷つける恋だってしてみよう。 そして其れを後悔しよう。 力強い言葉を語り続けよう。自分の正しさで他人を傷つけてみよう。不条理…

僕と成る 何者かによる怒り在り 誰彼へも持つ その怒り在り 大口を 開けばおかしという人の 傍で死ぬまで 開いて死にたく 煙草にて僕の少女は死んでゆく その白い肌をただただ眺む 伝えたい言葉を何度も繰り返し 大切な言は一つも言わず やるべきなことをせ…

食べ続ける。

談笑の後 僕の君とで考えてみる 沈黙の後 僕は一人思い悩む 格好いい言葉に騙されない 若しくは本質を見くびったりしない 伝達の内実に負けず 月を友人と片割れに想い 分かり難いとは言われず 醜く 疣にやられて 痛みばかり先行するかな 飽食につきて 余りに…

代償はぬぐえず 傍にいるだけ 寒い寒いと言って こちらを見ているだけ 今日は少し優しくいよう 明日は其れを褒めてみよう 死ぬとき自分を好きになろう 誰かの役に立ったかな 現実を見れずに 空を飛んでみる 事実を学ばず 空を飛んでみる 陳腐な歌で泣き続け…

描きたいものがあるはずなのに其れを一言でいえない。

気付くか気付かないかの間 その瞬間の音になる 消えるか消えないかになると 寂しいのかもしれない そんなこんなどんな僕は 人をしばしば見下して 時々笑う 困る 詰まらない言葉を書くたびに 僕は一人前に そして 理解が僕を奪う 気付くか、気付けないかの間 …

今はとても落ち着いています。

僕の夢はとても唐突に変わるから しばしば驚いてしまって 驚いてしまうのでつい 覚めた後少し泣いて 泣いた後夢に戻って 戻れずに落ち込んで 繰り返して笑って 笑ったらそういえば 皆僕を見ていてくれたみたい 其々の好きな人たちと 生きていけたら素敵 「少…

最近はエネルギーをこちらに回せません。好い意味で。

知りません 分かりません 何故そうやって難解な言葉が 僕の周りにいられるのでしょうか 見えません 聞こえません どれだけの正しい言葉の中に 貴方が貴方を保っているのですか 知りません 見えません その音は一体なんですか 僕にとってなんの役に立ちますか…

スランプ気味なのかもしれない。

いつでも冷静に 常に理解し まっとうな評価を施し 其れを信じない 目の前は指 僕の姿は線 息遣いに注意し 静寂を努める そして情熱に踊り 自然な意思を持ち 最小限な生命となり 比較を頼りにしない ゴミが溜まる部屋 読みかけの本に成る そして存在として 時…

ひと時の空白。

物理法則を疑う僕は幸せになれる 慣性にまかせず動き回り 斥力など気にもせず 肉体を縛る其れを矮小に思う 感情には正直だ 僕の固執する場所にいける そして自由に逃げ回り 其れが一つの球体と化す 「くだらないときに思った一つ」

造語が多い。変化が多い。一人が多い。

気をつけなさい 貴方が自然に狂っていたとしてもだ 真摯な態度をとりなさい 正常という判断が明らかに不当だと想うなら そして考えなさい 狂わなければならないことを 貴方はその貴方がいる だからこそ誠実に物事を考え続けないといけない 貴方が望むならば …

鉄槌が下るべき人間にはまさしく鉄槌を

自己愛を犠牲して 世界全体の幸福を望むこと こそが幸福だと いう先人の 最もたる 宣言 を 無視した僕にどうか これ以上の鉄槌を 相応を 今僕は 丁度逆になり やっと 僕を知ることが出来た ああ とてもうれしい よかった うれしい みんなの幸せを 願える 心…

様々なヴィジュアルを見てきた。だけど僕はまだ文章に拘る。

ヴィジュアルのなんと強大なことか 記号ではなく実存として訴えかけてくる其れは 本質だけでは飽き足らず それ以上の個々の感情すら食らい尽くしてしまう ならば僕は何故文字に溺れよう なぜ色彩や流動の信者に努めないのだろうか 恐らく僕はこの記号に含ま…

ハッピーエンド。

僕を愛してくれる人が出来ました 僕の言葉が正当性を持ちました 全て嘘でした 事実は寛容でした 誰しもが僕に気付きました しかし僕はバーベキューになってしまった後なので