ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ああ、ああ (悲しみに身が引き裂かれそう) (最近は酷く疲れて、疲れてしまう) 少し休んでしまいたいのです (僕が反転してくらくらする) 貴方を知らずに貴方が好きです (だけど僕など好かれないだろう) (僕など決して報われないだろう) 心を喪って…

暗い道を歩いて 幽霊まで結晶 呪い殺しマドンナ 赤信号渡る 夜に僕と貴方で 意味失い踊って 電脳の中では 三拍子なら足りない 暗い道を歩いて 幽霊までおやすみ あたり光消えたら 星に溶けて消えよう 夜に僕と貴方で 意味を知らず泣き虫 嘘で泣いた思い出 や…

強さが乖離した女性像に 惑わされている彼をご覧 あんなにも高くなった木々たちに 自分の姿を見ているよ 彼の頭をおかしくさせた 理由の意味を私は知りたい 分裂した毎日に忙しい 負けず嫌いな彼女をご覧 あんなにも高かった宝石まで 噛り付いては泣いている…

曖昧色の空で笑っちゃう僕だけど 誰かが其れを褒めてくれるたびに 僕は求めていた想いや意味を忘れ 酷く杜撰な毎日を甘んじてしまう 甘い囁きとか宇宙とか生活とかは 僕の事などそ知らぬ顔で消費され 残るのは煙草と歯の痛みと酷い咳 貴方は気紛れで僕の上を…

私の前髪が揺れる時は 貴方に助けてもらいたい 私の肺に水がたまって 赤い雫が曖昧に広がるその前に 私の胸が汗ばんだ時は 貴方に抱き締めてもらいたい 私の腰の位置が決まらなくて 誰かの思惑に突き抜かれるその前に 私の貴方が息が出来ない時は 貴方の私が…

惨めな私は足が定まらずに 口を開きながら声上げる ああ、これほどまで事実が私を平らに引き伸ばすのならば いっそ死んだしまえばよかったと 舞台は急速に夜へと向かい 私の頬を赤く染めて想う お前の神経は確かにお前自身のものであり守るべきものだが お前…

お母様に謝まります 僕の不在を 其れに加担した 僕の不実を 愛情と名づけた 存在を存在たらしめる アスファルトに 水をまきすぎた僕を お母様、お母様 僕の身体は 今や心ですら 僕のものでは在りません 誰彼の思惑に気付けず 心を間違えた僕は お母様の些細…

傲慢だと分かっていても 僕の寂しさを解してくれる 人が居ないのです 毎日の中で僕を掬い取ってくれる 物語の最終章のような そんな人が見つからない 僕の手先が冷たくなったら 其れを暖めてくれる人はいるけれど 僕の手先を冷たくするのは ほかならぬ貴方だ…

僕は最大の功績者であったはずなのに 僕が求むものは何時だって失い その代わりに 僕に相応しいとされる分の幸福で僕を惑わします 僕が確かに気を狂わした事など一度も無く それを証明と高らかに彼らは笑い そして執拗に 僕に相応しいとされる分の幸福で僕を…

僕はもう 行き交う精神 体 プラシーボな薬 祈る肉 煙草と水 相乗効果の恋愛経験 硝子細工 他人の蜜 塞ぐ為のヘッドフォン 糖分 宇宙! 鉛のような心 を手に入れたと考える 僕はもう 優しい精神 欠片 ロボトミー処理 憎む骨 毒と薬(効果的である) 同情を引…

甘アい味がする 僕の生活の甘えでさえ 甘党の僕には気丈なもので 憂鬱の絶対数抱えて 呑気に笑っていたりする (其れは嘘) 正気に曝されてる 僕の生活の紛れも無いが 僕を確かに僕たらしめている 癇癪に違わぬ怒りを 僕は正しく受信している (其れは嘘) …

心の病気の後 後のような時間 鼠の様に周到な僕は ヘッドフォンを忘れる 心の病気の終わり 終わりのような頃合 果実の様に潔い貴方 コンドームを忘れる 心の病気の中 真っ最中で涙 違う世界の様な誰彼 僕も貴方も忘れる 心の病気の前 信頼を失い涙 僕らが見…