ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

悲しい事がありました 其れの多くは語られません だから僕はひっそりと 詩篇に纏めて抱くのです 悲しい事がありました 誰彼構わず悼んでいます 喪服を羽織って手を閉じて 俯き終わりを待つのです 悲しい事がありました 貴方は知らない真似をします その気丈…

夏の発熱にマイった途中 肌を休める風にて意識する 「普遍さに脅かされたこの僕は 不用意に数々の自身を殺戮した」と そこからついぞ転落している 見よう見まねで怠惰している 頭の調子の悪い時には 息を殺してふすまを閉じる 足元に絡みつく埃たちでは よっ…

僕は死にます 僕は爆弾ですから 必ず殺してしまえれば きっとそれが約束です 喉を衝き刺す炭酸が 時々僕を思い出します 彼は嘘吐きでしたから 仕様のないこともありました 僕を死にます 僕は忌憚ですから 無用な意味が悲しいと いつか殲滅に求められます 肩…

宇宙の傍のポケットは とても大きくブカッコで グルグルしている私はね ちょっと遊んでいくんです 宇宙の空に浮かんでる 魚は心がないらしい 星座に遊んだ私には そんな魚が羨ましい 宇宙が足元広がるばかりで 私は呼吸をしています 手すりを上って息吐いて …