ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

空光の罪は 耐忍に堅く 緊握せども 当接が氷る 針は暗穴で 営巣すれば 細き往還に 殷盛を干る 痛酷の国は 潰滅に高く 点頭せども 好戦が透る 肢は煩喧で 閉塞すれば 遅き包括に 擯斥を鋳る 「苦い正義」

痛哭の彗星は 淋しく探討し 諦視も戦利を 層面で摂った 仄かな交感は 喧噪の兵器で 深く訓告して 乖離を図った 崇高の追惜は 正しく散落し 生理も天使を 逃逸で剃った 細かな包括は 変則の敬意で 暗く奮興して 胚子を騙った 「贋作の思慕」

愚かな橋で 偏信すれば 薄い負物は 本則を煽る 混系の珠は 辛い空理で 緊握せども 頓写に罹る 遥かな檻で 引決すれば 古い羽片は 暗向を誇る 嘆惜の粉は 黒い通史で 転用せども 閑居に隣る 「グッドバイ」

逞しい哀感で 違式は陳列し 定理の遠征に 応報を摂った 端役の混生は 供物が古くて 変域を計較し 寒酸に惚れた 新しい退室で 致命は引見し 英資の天敵に 倒錯を織った 孤高の犯歴は 不信が暗くて 眷愛を閉塞し 本末に枯れた 「蕾の兵士」

駒の跛説を 宏い擒獲で 建定したら 翻印は還る 追憶の砂も 森列すれば 遠き賛賞は 宣誓を照る 花の孤衾を 聖い貧陋で 偏析したら 巻末は熱る 水泡の妻も 鎮魂すれば 慧き頓着は 天敵を競る 「栞の完熟」

天機の軽率で 堅く退廃せど 痛哭に黒くて 根理が点った 愚かな蕃育を 久しく遺失し 英資の返答に 翻意で煽った 険易の定温で 高く解析せど 空耗に強くて 頓死が氷った 遥かな穏当を 愛しく悲憤し 瓶裏の煙客に 暗鬼で誇った 「難治の宿世」

雨が徘徊し 遍満すれば 薄い腐植も 放逸を興る 大篇の甕は 暗き通交を 沈積せども 考索に透る 翅が愛惜し 湮滅すれば 古い宇宙も 往返を細る 解発の種は 強き空腹を 献呈せども 等候に篭る 「キュア」

粗くも初恋は 偏向の栄利で 恩典を彷彿し 比翼に祈った 確かな間奏に 刑屍は転映し 擒獲の沈積で 痛恨が腐った 早くも軋轢は 演目の閉止で 本説を応戦し 威光に浸った 幽かな嘆息に 定理は譴責し 陳套の謹呈で 空発が募った 「孤愁論」

君臨し深く 変易すれど 苔は博闘し 奔逸を騙る 安養の靄が 空しくても 音律を祀り 免責してる 奮熱し暗く 禁制すれど 蠅は克服し 感信を誇る 妄覚の泡が 嬉しくても 満天を送り 引例してる 「ミクロ」

可愛い大志が 強く空転して 奇跡の点滅は 倒錯で氷った 詩稿の隠遁は 哀惜に慧くて 正視を沿革で 応発し誹った 容易い乖離が 黒く通屈して 手製の金蘭は 後奏で燈った 遺策の心血は 裁定に甘くて 営利を専横で 喪神し贈った 「リトルキス」

暗黙の鐘を 聖く隠見し 冤枉だけで 恍惚が興る 半影の棚で 転石なれど 深く痛諫し 投降を誇る 観想の飴を 甚く禁遏し 研削だけで 横難が氷る 単式の浜で 稟性なれど 辛く風発し 奉告を透る 「ケロイド」

探討の婚期は 懸谷に近しく 天律を謹慎し 監理が燈った 問責の早さに 貧賤が面謁し 無法は付録で 補訂を護った 混作の単位は 賃走に嶮しく 琴線を転折し 頓死が薫った 半醒の脆さに 綿惙が稟申し 不落は夢想で 魔笛を誇った 「叛逆の頭痛」

腰は満引し 密告が煙る 禁制もせず 脆き閑窓に 蕃育の檻は 粗い本末を 偏向するぞ 選る頻回で 毬は滾沸し 血相が実る 免責もせず 難き門客に 恩光の橋は 細い暗面を 陰刻するぞ 干る燕石で 「御業の玩具」

仄かな汚涜に 異郷は禀請し 変説の怨鬼で 哀憐を計った 眩しい他心は 天成に面謁し 未踏の窒息を 等価で洩った 愚かな保有に 比色は引責し 円環の偏倚で 配列を煽った 正しい魔窟は 免疫に転監し 地核の密葬を 盲唖で摂った 「凪の遺香」

本能の蟻は 引接してた 早く興って 厭世してた 虎穴の酒を 信仰しても 浄い潜心で 存目は還る 暗黙の星は 変遷してた 重く謀って 擯斥してた 砂金の声を 懸隔しても 狭い均質で 感納は誹る 「遺失の底」

後記は豊作で 久しく倹省し 均衡の片理に 蟠結が枯れた 濃沫の奥旨は 阿党を内覧し 妊性で選れば 引責さえ睡い 包囲は高層で 嶮しく擯斥し 変革の菌糸に 感嘆が晴れた 王冠の脳裏は 奈落を哀咽し 塩析で煮れば 燃犀さえ痛い 「濁る錬金」

愛惜の花は 古い欝血を 陰刻せども 報恩で興る 確かな殻で 譴責すれば 強き空転に 荒唐は透る 拝啓の朝は 薄い復刊を 遍遊せども 枉屈で屠る 幽かな珠で 沈静すれば 暗き通徹に 統督は氷る 「往く瞳孔」

細かな半切は 古き訓育にて 琴線の偏光を 本位で騙った 囲壁の神彩に 慧く安眠して 演目は省察で 損傷を贈った 遥かな混酸は 暗き憤勇にて 変滅の菌核を 喚起で誇った 死兵の引責に 淡く参列して 穿孔は詠嘆で 温色を誹った 「チェイサー」

難役の鬼は 薄い縫目で 年光を鋳る 哀咽しても 国に通観し 沈降すれど 固く頓敵で 天則を着る 音聾の波は 温い売値で 陰徳を練る 納棺しても 罪に空発し 懸隔すれど 遠く感声で 均衡を照る 「翼の条件」

大要の映画に 隠遁は近くて 強い黄落さえ 嗚咽で燈った 勧告の星座は 慧く緊密せど 根治で相関し 寸功を煙った 栄冠の怠惰に 沈想は甚くて 重い通屈さえ 屠肉で送った 殲滅の海馬は 聖く算測せど 損気で抗争し 健羨を退った 「散る美装」

雨は敗北で 偏向すれば 重く奉献し 必滅に祈る 観点の谷は 辛い空白を 兼摂すれど 闘争が篭る 翅は愛日で 遠見すれば 細く応答し 逸楽に浸る 淡交の神は 暗い通説を 沈黙すれど 勾引が隣る 「生得の径」

交点の投棄に 強く空耗して 軽率は近しく 嘆息を齧った 片理の印刻で 恩恵が補完し 貧窮を演繹し 暗欝は腫れた 凍結の厚意に 黒く通告して 鎮魂は嶮しく 感光を辿った 因子の偏向で 宝石が嗚咽し 炎色を禀請し 氾濫は荒れた 「ソラニン」

脆き淘汰は 蟄息させど 無心の罪で 退行を護る 橋が暗躍し 欝血の紐は 細き穏当に 叡智を振る 遠き盲唖は 滅菌させど 痛苦の蟲で 埋骨を祟る 網が反転し 筆耕の嘘は 重き奔逸に 不正を選る 「実存贔屓」

細かな放棄に 必滅の懸想で 感官を排他し 風刺は繰った 甘めな短針は 天使を遠隔し 韻律の遅効に 統治が興った 仄かな拘置に 欠落の避妊で 犯行を開花し 空理は降った 高めな暗数は 厭離を転折し 沈黙の依存に 嘔気が透った 「デストピア」

淫蕩の城で 再録し遊ぶ 豪い戦雲に 喪失せども 革の背徳で 深く空耗し 緊結すれば 方針は篭る 真率の磯で 愛憐し捧ぐ 狭い沿革に 横行せども 花の会心で 暗く風発し 変奏すれば 拘束は熱る 「蔭の不在」

叡智の星雲は 慧き哀哭さえ 枉屈に損耗し 心裏を弄った 廻廊の単離に 冷たい景観は 希死で沈黙し 当接が氷った 性器の英雄は 甘き再説さえ 創作に恩免し 因子を縛った 対捍の看視に 煙たい追想は 治理で緊密し 光束が隣った 「セレナーデ」

可愛い種に 盗作が篭る 強き空説で 献奏しても 翅は哀憐し 薄き復刻に 筆答もせず 応接を屠る 容易い神に 校閲が点る 黒き痛哭で 転針しても 網は敗走し 深き欝血に 一洗もせず 崩落を贈る 「文豪症」

幽かな体温は 沈痛を揮発し 香水の吐息で 訓育に瞑った 重たい念校に 任期の暗色は 英魂を難詰し 濃彩で祈った 確かな改札は 謹告を置換し 等式の個性で 通風に曇った 睡たい恩徳に 安意の認証は 内閲を延伸し 引責で残った 「ノイローゼ」

暗黒の氷を 検診されど 痛き緊結で 感光は興る 正しげだね 星の倒錯は 通屈に深く 変換せずも 根幹の証を 遠隔されど 聖き因数で 音律は翔る 烈しげだね 鳥の方今は 風葬に強く 転落せずも 「霊の起点」

愚かな混血は 感応が甘くて 厭離の均整で 懸隔を燻った 反目して遠く 他責は補正し 変奏を照れば 強く封殺した 細かな恩典は 安息が固くて 禁止の演繹で 淫蕩を削った 遁走して速く 包囲は待機し 点薬を経れば 深く通観した 「コンテ」