ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

快速列車は凶器であり 僕の知るところによる 中央線を舞台とした 殺戮風景、夢心地です お願い 意味のある死など求めないで 残るのは ただの感情の残滓だけでいい 汚い肉塊の最後の恋 線路にキスをし目を閉じる 「もうどうなってもいい」が 復讐の心にあふれ…

神様 貴方に騙された私は こんなに醜いけど 貴方を憎んだ事はなかったよ 神様 貴方に踊らされた私は こんなに無様だけど 貴方を恨んだ事はなかったよ 神様 貴方に見染められた私は こんなに独りだけど 貴方を信じない事はなかったよ 全ての貴方のいたずらは …

感受性が足りなくて 僕には風景は灰色で それからあの娘の事だって ポルノな目でしか見られない まるで紙きれでできたこの心 神様なんて残酷ね すぐに破れて足元に 小さな波紋を残すだけ 大事なものがない事は つまりは全て失ったって事 産まれてからの喪失…

死ぬ前に生きて 生きた後死んで それから亡霊になり果てて それから胎児に産み落ちて 生きる前に教えてほしかった そんな事ばかりで 死んだ後に知りたかった そんな事ばかりで 僕の亡霊は風にかき消され とても悲しい映像になります 僕の胎児は羊水に溺れ と…

雨の優しさが嫌いです それは僕を不随にして とても悲しい事でさえ 忘れてしまえと言うのです 僕の血液に雨粒が混ざり 少しずつ僕じゃなくなっていく 頬を伝う雨の水滴なんて 僕が笑いものになる理由なんだから 濡れた犬が泣いているよ 傘の中に入れてあげた…

あいきるえぶりばでぃ 寂しい寂しいショータイム 誰も拍手はしてくれない ワイドショーは僕の眼に映らない あいへいとえにいしんぐ 苦しい苦しい神経の異常 アリスは迷子になって死んでしまったよ 音楽は雨のせいでもう止んだ あいらぶでっどもんすたー 笑え…

それは最早けだものだったのに 美しい少女の皮をかぶってしまって 月夜の晩に泣きながら 湖に映る自分は踊ってる 殺意の連続が摩耗されて くたくたになった僕は見つける そのけだものの愛に 首筋を齧られたなら熱っぽい 魘されたのは邂逅の馬鹿野郎 猟奇的に…