ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


2009-01-01から1年間の記事一覧

残酷な殺し方をしました 見ている人は不愉快そうでした 愛した人でも誓った人さえ 目をそらしてばかりでした はい、私は殺しています 死ぬのは酷く惨めですから 本当は理由なんて必要でなくて 目的などというズルイ言葉も嫌いです 赤く燃えていると比喩する…

貴方と出会ったときの事など 私は全て覚えていないのです 一切合財の想いというものが その時一緒に掻き奪われたのです ただ、私は貴方の事を考えています 柄にもなく笑ったり怯えたりしながら とてもとても秘密な事です とてもとても言えない事です 熱いく…

ライトポエム・タイプサン

閉じた私の肉体は 思考を私に強要する その癖うまくは生きれずに 不随に私が決定される 救世主など知りはしない 独白に満ちた概念の恋慕 狂乱しても泣いてはくれない 私は確かに求めていたのに 私の弱い所が膿を沸く 不自由さを憎む私の呪い 光無き音無き世…

ライトポエム・タイプサン

私は双子のような狂気を孕む (感受性に頼り切った演劇) 私は紫陽花のような殺意を覚える (悪意の不在がオカシクさせる) 私は煙草の灰のような罪を重ねる (当然のように人は贖罪を求める) 私はこの病室で貴方の愛を待っています (溶け残った私) 全ては私の概…

ライトポエム・タイプサン

私は見えない人だから 見えなかった人だったから ずっとずっと見れなかったから 私は聞こえない人だから 聞こえなかった人だったから ずっとずっと聞けなかったから 不自由な体の私なの 概念宿って泣いてるの 急いで耳を塞いだの 私、知らなかったの 私、間…

試作ライトポエム・タイプサン(ニノニ)

愛の実在唱えるけれど 私の命は擬似恋愛 消費されゆくイベントに 私は貴方の自動銃 ああ、何もかも打ち抜くわ 貴方を笑った彼らごと 死体ダラケのこの部屋は 画面で微笑む私だけ 見つめて空ろな貴方だけ 例え死体が貴方を笑い 涙が私を歪めていても 死体置き…

試作ライトポエム・タイプニ

僕は体を飛び立って 涙の代わりに落ちていく 僕は何処にもいないから 間もない世界で想うのは ニ次元、哀愁、その類 「落ちて果てたらリセットボタン」 僕は世界で主人公 ヒロイン望んで手を握る なのに貴方の声がする 叶った世界で耳塞ぐ イカレた、死体、…

省略と新しい形

レイプ目宇宙 夢までツンデレ 貴女は僕まで漂い、漂う 「綾波レイを探すの」と 宇宙の終わりでメンヘラごっこ ヤンデレ気取って、セカイ系 「世界はセカイ」

試作ライトポエム・タイプイチ

レイプ目宇宙 夢までツンデレ 貴女は僕まで漂い、漂う 「綾波レイを探すの」と 宇宙の終わりでメンヘラごっこ ヤンデレ気取って、保存用 積読彼女 僕のは電波で フラグと彼女を壊して、壊れた 死亡フラグと信じてた 「セカイ」と向こうで泣かれても セカイじ…

手直しした。

貴方が全てだ 彼のあらゆる詩篇はこれに尽きた 時に彼女は女神だった 時に彼女は世界だった 時に彼女は生命そのものだった 詩篇は幾千の情熱であり 彼はある種の愛の代弁者だった 彼の詩篇は確かに彼だけのものだった しかしその鼓動は止まることはなかった …

悪意のない悪意が 良心無き良心を産みます 産声は金属です 群集の大体はハラボテです そして産まれきって飾られ、人を結ぶ時 アスファルトに例の赤子が潰されていくのです 天使様は嘆いていらっしゃります 実存し得ない全ての慰みを、言葉を こうも易々と行…

五行詩。

焼けた空に私は無重力で 三十ミリの悪意に愛を 亡霊は情報体の夢なのか 脳髄の騒音、子守唄の後に 言えないことがあったのに 「連発砲」

炸裂した 混ざり合った 愛している 声は届かない 最近よく夢に見る 泣いてしまったの 傍にいるの 魘されて有限? 夢で出会った 声にはならない 震えは見逃して 思いのほか寂しい 指を重ねる 頬がずっと熱い 美しく見える 声が悲しい 囁いて一人 離れなくなる…

心がはり裂けてしまうまで 決して手を離さないで下さい 現実が何よりの真実ならば 私の命を攫って下さい 殺し至らし得る悪意の彼は いつも親しく傍にいるから 貴方の事実が私の答えだと 私にどうか教えてください 寂しさが呟く、ロマンティック 傷つけたかっ…

様々な苦難が僕に成し 呼吸に帰納する聖体となる 幸福に感謝するその手前で 彼女が髪を撫でている 始まるのは演説 賛同を垣間見る戯言 精神に於いて不自由な僕は 主観的幸福で色を得る ああ、惨めに優しく情感に 物を想って復讐をするのだ 夢に乱れて害悪を…

僕が宗教なのだから 全ては正しい作り物 化け物たちの被害者は きっと死んでしまうのさ 街で耳を塞ぐ青年も 独りで夜になった彼女も 信じることを信じては 結局どちらも無間の地獄 悲しみなんてありゃしない 感傷は観客を探している 世界に想いを巡らせたら…

推敲した。

閉じ篭る 一人になる 夢が見れない 世界を閉じ込めて 瓶を振ったら誰かが死ぬの 足を抱える 目が映らない 何も分からない 恋人たちを閉じ込めて 瓶を振ったら一つになったの 言葉呟く 寒気に怯える 頭が割れる 気掛かりを閉じ込めて 瓶を振った僕は人殺しで…

時と言うものが止まってしまって 誰の意識も感応できずに 思考と言うものを失ったら きっと一瞬が屈強な写実になり 鼓動も吐息もラブシーンも断線し 空間はそのまま宝石になるでしょう ならば僕は精神を引き起こす電流になって 情緒の電気運動がいつか誰かに…

透き通る映像が音を立てる 月の夜にけだものはいない 忘れない思い出がピカピカ 良心にほだされた手紙たち 悲しみを大切に撫でている彼女へ 星たちとくるくる踊る彼女へ 未来を過去だと微笑む彼女へ 返事を待つのを待ち侘びた彼女へ 彼女は恋慕と仲がよい お…

感傷じみた名前もない平行線には 決めてしまった僕が微笑みがちです 魂は踏み切りの行方を探してる 金属製の赤が僕を交互に照らす頃には 早くここから抜け出さないと、と思う さようならいい夢でした 何より美しかったのです 自愛された凶器である車両には …

彼は私だった 三万光年の浅ましい私たちだった しかし太陽を交差する情感に 私のあらゆる反骨心は力を失った しかし月の連続する熱情に 私のあらゆる自傷は捨て去られた そして残った静寂の感性で もう私は他人を狂うことなどない そして残った透き通る情念…

匿名の地雷原で 少女は踊る、踊るよ踊る もう間違いのないように、と 一瞬が永遠に引き伸ばされる 彼女は無機質に死ぬのだろう 彼女の頭の美しいスクリーン 其れすらここでは金属だった 踊るよ踊る、踊るよ踊る 情緒の砂埃が彼女を不在にさせる それは酸素の…

神経がガリガリと削れ 僕の体は他人になります 煙草を吸うというエスの中で 僕は僕であろうとしました この精神の柔弱さは 一種の電波攻撃があるのです だから僕と言う個体などは 状態を摩擦した囚われなのです 今もこの言葉の最中に 僕の神経は絡み千切れて…

推敲した。

ただの僕が飛び込んでも 感傷を帯びてはくれない中央線で 僕の嫌いなアナウンスが少し 他人事のように聞こえた頃でした 僕は思い出します 直ぐに思い出します 嫌だ、といくら喚いても どうしても思い出します 水面下に沈み込んだ日常を 不安と弱さで誤魔化し…

夢の中は一つの逃避行であり 妄想が一時の誤魔化しであり 努力を得ない私たちが静かに死んでいく そんなこの世界に愛を込めて 失ったことがある人は言う ここはまだ猫の居つく場所だと 怯える猫の代わりに僕が言う どうしたら忘れた不安に身を焼かれずに済む…

僕は言葉を背負って 何とか形を思い描いて 存在に果敢に挑みはせずに 手を繋いで夢の中を歩きましょう ここの世界は回るよ回る 最後の血管も引きちぎり そして言葉が美しく映える白い部屋 手を繋いで夢の中を歩きましょう 僕が言えることがあるならば 貴方が…

推敲した。

圧迫され 閉じ込められ 潰され 壊されて 弾ける 僕はざわめきに脅かされる 神経にオレンジ電磁波を送り 電子工作のように簡単に 僕の恋人を掻き消すのです 届かなくて 出会えなくて 言えなくて 見詰め合えずに 気づけない 現実と言うものに注意をし 近づく前…

僕には貴方だけなのに 昼夜がそれを許してくれない 気づけば終わってしまうんだ 泣きたい気持ちは僕だった 貴方はきっと、と言うけど 街では息が出来ないよ 貴方の影を追いかけて 袋小路で独りきり 粗末な胸が張り裂けて 不在の気持ちが募ります 月の話も死…

私はここにいる私は 今生まれたこの私は 直ぐに反芻の中で死にます ええ、必ず死にます 死んでしまいます もしも言葉の上でだけ 愛というものが成り立つならば 私も彼女と違いなく 胸がときめく水中に 溺れる夢を見るかしら 遠い遠い貴方が素敵 一度も会えな…

私を酷く打たなかったから 世界は拒絶反応で溢れてる パパの腕に抱かれてしまったら 世界はお姫様のネグリジェみたい 私は辱められた事はなかったから ただママのスカートが揺れている 血を通じて分かる疑念な欲望 喰い散らかしたの、甘い甘い何かを いつの…