ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

探偵の愛を 一身に受けて 犯人は変異 辻褄が合う いかなる密室であろうとも いかなる凶器を用いても いかなる動機をもってしても まだ足りないと泣き喚く 殺害の夢に 血しぶき浴びて 悪意は怪奇 意味を失う どれだけ解答をあわせても どれだけトリックを築い…

貴方を殺すと言う僕は 不実に満ちて笑うのだ 辛い事があったのと 貴方は知らない風に言う 貴方を守ると言う僕は 透き通る手を手にしてる 悪い事があったのと 貴方は気丈な真似をする 貴方といるよと言う僕は 最後に胸が張り裂けた 悲しい事があったのと 貴方…

夢見がちなわたくしは 思考の檻に閉ざされたまま 瑣末な肉に宿る 反逆心を食い縛っている 美しき少女はわたくしを離れ 赤い粒となり拡散される わたくしに残ったこの感傷を 安価に映画ナドに売り渡す 空が高く、落ちてしまいそう それでも少女が忘れられぬ …

天国へ行きたいと 夢にまで見ると 生きている事がその証明だと 貴方は何度も呟きます 僕は答えません 神様とさよならの合図を決めてしまう夜に 大きな声を出した気がしただけで 怖いことなんてないと 死んでしまったと もう傷つかずに笑っていると 貴方は不…