天国へ行きたいと
夢にまで見ると
生きている事がその証明だと
貴方は何度も呟きます
僕は答えません
神様とさよならの合図を決めてしまう夜に
大きな声を出した気がしただけで
怖いことなんてないと
死んでしまったと
もう傷つかずに笑っていると
貴方は不明に泣き虫です
僕は糾しません
天使を何度も何度も殴り飛ばした夜に
目を瞑ると何も分からなくて
頭に花が枯れていきます
其れは何らかのイメージなのでしょう
気持ちが腐り落ちます
吐きだしたものを掻き集めています
心が壊死を始めます
其れは何らかのトラップなのでしょう
体が血を齧ります
爽やかな香りなど期待せずにいます
怖い想いをして
明日には忘れてしまいます
七つになった貴方に
さよならと言いました
「不完全になる」