ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


天国へ行きたいと
夢にまで見ると
生きている事がその証明だと
貴方は何度も呟きます


僕は答えません
神様とさよならの合図を決めてしまう夜に
大きな声を出した気がしただけで


怖いことなんてないと
死んでしまったと
もう傷つかずに笑っていると
貴方は不明に泣き虫です


僕は糾しません
天使を何度も何度も殴り飛ばした夜に
目を瞑ると何も分からなくて


頭に花が枯れていきます
其れは何らかのイメージなのでしょう
気持ちが腐り落ちます
吐きだしたものを掻き集めています
心が壊死を始めます
其れは何らかのトラップなのでしょう
体が血を齧ります
爽やかな香りなど期待せずにいます


怖い想いをして
明日には忘れてしまいます
七つになった貴方に
さよならと言いました




「不完全になる」