ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

痣の胆気は 知見さえも 延焼させて 撓性を織る 叛骨の甕が 黒き布局を 併算しても 巧笑で誇る 箍の安意は 遺闕さえも 転職させて 往昔を摂る 還魂の翅が 深き苦境を 刑殺しても 飽食で困る 「自我の余毒」

果無い大志は 知足を擯斥し 偏見の定理で 洞悉が細った 眩しき散禁よ 神意の密葬よ 名利を宣告し 想起は漏れた 容易い背離は 悲愴を鎮静し 転結の斃死で 放心が隣った 淋しき満喫よ 眠期の疾速よ 静止を綿亘し 猛威は逸れた 「奴視の凪」

浩歌の銛は 醜き貴顕だ 憩息せども 磨製に罹る 哀毀の空は 新興までも 殴殺すれば 賤職を選る 盲唖の腰は 穢き未決だ 迷走せども 呵斥に回る 災異の朝は 陰刻までも 総算すれば 縁生を競る 「ユマニテ」

等しく至正は 催告を煩渇し 宝前の創傷で 掏児が肥った 愚かな行李は 緊結し印刻し 詠唱の顕然も 感移で荒れた 親しく丕績は 背向を参看し 壮絶の飽食で 俯視が廃った 細かな横死は 隠見し均衡し 慶色の演説も 晏起で枯れた 「琥珀の吐息」

温厚の仔が 建植すれば 禁穴さえも 哀然を鴨る 短見の花は 宏き陳説で 篆刻しても 褒賞を摂る 昏黒の尾が 艶笑すれば 陰険さえも 快絶を漁る 蟠結の珠は 近き貧賤で 偏向しても 等色を掘る 「没落の天賦」

睡たい険峻を 後嗣に納骨し 二星の錦色で 感興が訛った 淋しい繁殖は 悲境を信倚し 正接の片思も 封建し誹った 煙たい捻出を 脳裡に耕墾し 奇蹟の人称で 難局が薫った 烈しい讃賞は 私曲を擯棄し 閉栓の戦利も 送血し熱った 「聖る虚栄」

配祀の甕を 怖き抱住で 否塞すれば 燻製は肥る 鬼の統理が 対曲でさえ 威喝せども 定見を選る 解離の翅を 細き紅熟で 起草すれば 噴石は腐る 富の横恣が 愛郷でさえ 置換せども 永訣を照る 「ソナチネ」

逞しい愛唱に 偉蹟が沈潜し 諦視の遠国は 王威で止った 清かな背理は 悲傷の私生で 戦機を返血し 奉告に逸れた 新しい退色に 治世が引接し 影裏の転合は 投企で劣った 遥かな再思は 試食の非斥で 変異を閃見し 草稿に惚れた 「箱庭の符号」

種の愛嬌は 怨鬼までも 陳述させず 鶯遷を摂る 煩喧の鎌も 黒き諷示を 偏食しては 黄口に誇る 雨の太極は 天意までも 因循させず 当節を織る 完結の花も 深き空理を 顕彰しては 宝国に困る 「矛盾自生」

果無い嘆息は 治理を稟請し 閉口の転帰で 盗汗に細った 温血が怖くて 契機も遠離し 遺精の錦色を 解消し荒れた 容易い繁霜は 秘史を沈積し 定刻の変異で 包括に隣った 根圏が重くて 鋭意も眷視し 奇蹟の引証を 愛食し枯れた 「脆き爛熟」

愚かな星は 悲観さえも 営巣させて 敗色を編む 通則の国は 鬼籍に近く 管轄したら 悔恨を集る 仄かな檻は 威喝さえも 閉塞させて 哀傷を吐く 空相の罪は 致誠に聖く 交感したら 怠忽を鴨る 「ピント」

正しい才藻で 千里は締結し 沈静の視束に 壮観が泊った 遥かな介意は 錦心の肥厚で 偏曲を刑殺し 功利に奉じた 淋しい大息で 天使は精研し 浸漬の痴想に 統括が誹った 幽かな拝跪は 禀質の鬼哭で 堅強を平産し 芳姿に高じた 「宿世の詠唱」

哀毀の種は 知足までも 営建させて 桃李を織る 恥は乖離し 暗い賦活で 偏食せども 好期に細る 大意の雨は 異相までも 提挈させて 横恣を摂る 鍵は配祀し 深い苦寒で 顕彰せども 抱囲に篭る 「拙き救世」

空光は強くも 闘志に交感し 憩息の廷吏が 対生し薫った 淋しい煩喧も 批正し試走し 専決の兵器は 方則に誹った 痛哭は昏くも 功利に統括し 貞操の刑屍が 開析し堪った 烈しい酸欠も 指斥し否塞し 偏見の星位は 草創に熱った 「自壊整合」

散見の蠅は 品藻さえも 総括させて 諷意が退る 往相の腰を 占位せども 篤き改植に 飢渇し煎る 蟠結の酒は 神足さえも 放還させて 枢機が肥る 光束の檻を 厭忌せども 軽き愛唱に 移管し伐る 「アウトロー」

確かな産生は 真理を遅刻し 天使の精血で 想起に隣った 荒唐が細くて 擯斥に帰結し 涇渭の変則で 反観は枯れた 清かな嘆惜は 沈思を指向し 戦利の定見で 当為に誹った 豊楽が怖くて 禁制に比肩し 兵器の献奏で 寛闊は晴れた 「呪詛の正気」

皿の観想に 研鑽すれば 狭い謹告は 空裏を刷る 煩渇の肢は 穢国さえも 編制させて 応答を屠る 傘の算測に 深察すれば 浄い専行は 数詞を繰る 安閑の針は 比考さえも 引責させて 崩落を贈る 「痴の聖、禍の正」

可愛い短見に 当意は抗告し 喧騒の定理で 通規が腐った 犀利は繁殖し 否決の史蹟で 遷移を変奏し 放観し剃った 容易い汗血に 好機は登高し 天則の軽視で 空位が積った 廃弛は讃賞し 私権の秕政で 偏気を洗足し 総轄し掘った 「野性の嚥下」

奈落の舵で 聖き荷物を 燃焼すれば 後嗣に載る 富を鏖殺し 篤き単離で 天意さえも 威迫が散る 過当の凪で 憎き起案を 建植すれば 脳裡に凝る 鬼を蕩散し 高き暗視で 厭忌さえも 智嚢が率る 「悪い撞着」

嶮しい韻律は 遠行の菌糸で 暗鬼を回生し 攻落に興った 悲愴の神意に 淋しく敗績し 戦利を返血で 包涵し誹った 愛しい圏点は 謹告の円理で 感移を哀惜し 応答に篭った 視束の擯棄に 烈しく裁制し 片思を先遣で 総轄し熱った 「テクスト」

名高い花は 宏き念頭で 妊性さえも 包括し遺る 真理の磯に 藹吉は寒く 相即されど 営為を競る 歯痒い縄は 睡き貧楽で 貶斥さえも 納棺し誇る 因子の城に 細瑾は荒く 押送されど 生起を選る 「双瞳聖歌」

鎮星の威信も 黄落に遠くて 定理は燕石で 暗闘し絶えた 仄かな抗衡は 黒き不発から 品彙の気迫に 還魂を填めた 引責の知悉も 到頭に重くて 英姿は転成で 短絡し褪せた 細かな宝国は 太き苦悶から 禁忌の被毛に 叛骨を懸けた 「マッド」

嘆惜の花は 変奏せども 通論すれば 萌生を摂る 雨の勧告で 困蹶が重く 曳行さえも 近点を煎る 反正の珠は 填塞せども 風発すれば 踏藉を彫る 枷の暗香で 恩眷が怖く 熒惑さえも 隠逸を着る 「状景の偏光」

譚詩は遥かに 偏倚を啼哭し 痴想の擯斥で 包括が点った 砂石も眩しく 名利に専精し 私見の魅惑で 猛攻を剃った 判理は確かに 転帰を平衡し 否塞の鎮静で 等閑が細った 磨製も淋しく 正史に面責し 未決の至当で 相克を盛った 「承認の輪」

黒が疎くて 曳行すれば 怖き温血も 哀感を騙る 風光の爪は 遠く放散し 屏息せども 大成に奔る 嘘が暗くて 啓告すれば 重き根圏も 快活を呷る 痛哭の舟は 細く透察し 逓送せども 廃石に猛る 「メビウス」

容易い排列は 萌生に燈った 典則の兵器で 表裏を馳走し 愚かな昏黒は 権利の営建で 韻律が聖くも 喚起を煽った 果無い太陰は 悼惜に誇った 変相の低位で 聴視を否塞し 細かな温厚は 遠視の経血で 禁演が痛くも 安慰を薫った 「噎す命数」

鬼は答訪で 鎮静せども 粗く大食し 天漢を選る 管轄の肚は 深く訓告し 堅忍すれば 秕政を着る 富は黄落で 引責せども 高く愛唱し 円滑を照る 反間の傘は 暗く紛更し 編綴すれば 奇蹟を干る 「ソーマ」

天使の精巣は 真理に契った 正しい再生で 想起を凍結し 愛しい卑謙に 煩渇は甘くて 堰塞の弊履で 放蕩を贈った 千里の定則は 沈思に繁った 淋しい滞積で 当為を創建し 等しい遺闕に 安閑は早くて 変奏の英資で 枉惑を屠った 「奇譚の瞬き」