ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

寛典の鍋で 能事は混めど 桃の謄録で 対応を満じた 安息の肚で 奉仕を推して 相姦を論じ 落花を産した 難点の壁で 好辞を呑めど 友の耄碌で 邁往を嘆じた 犯則の粗で 横死を保して 楼観を損じ 作家は濫した 「浄き坩堝」

憫笑を擬し 玄機を弁じて 幕は愛視し 押伍を戻した 造花を号し 眼光を坐して 権利の線は 至精を禁じた 吟嘯を尾し 便器を減じて 悪は昧死し 妄語を脅した 業果を蔵し 残更を駕して 千里の剣は 季世を信じた 「トキシン」

疫の締結で 痴言を印して 土星の獄で 外傷を脱した 姫の刺衝は 生息を変じて 回鯉の鉈で 脳幹は混んだ 敵の永訣で 威厳を賃して 悟性の毒で 代償は合した 〆の費消は 閉塞を煎じて 泥梨の肩で 後患を呑んだ 「バロック」

来寇の幸で 挿花を弄して 交織の星は 拝跪に罹った 蟻の磨製は 目送を臆して 徳は揚棄し 訳詩を託した 再興の埒で 廊下を相して 宝飾の腰は 回帰を量った 毬の阿世は 憶想に黙して 欲は騰貴し 卓子を扼した 「クリーン」

未完の君は 経血を免じて 遊行の爪で 灯架を擁した 駅の洗剤で 支索を允可し 文の群像は 岩屑を陪した 汽缶の耳は 明決を献じて 通校の夢で 養価を党した 咳の冤罪で 遺作を深化し 軍の分蔵は 晩節を害した 「傷付く蕾」

初産の墨で 祭祀を和えた 紡機の業は 軍衣を撫して 内装の鍵で 繋束は睡って 賭銭の洞で 氷花を寵した 衰残の膿で 哀思は冴えた 拷器の房で 文意を具して 回想の凪で 寧息を煙って 補箋の虎は 弔歌を評した 「モニター」

枢機の罪は 痰血を策した 夢精の舟に 繁華を蒔いて 財の断口は 同化に属して 傘の握取で 横恣を濾した 通規の炭は 酸欠を託した 父性の胸に 瞞過を吐いて 題の残肴は 増価に毒して 朝の核種で 溘死を推した 「マター」

面の占居で 才藻を廻った 俗の業火に 犠牲を持して 動の紡機で 万感を諾した 殻の繁生に 蓬客を鼓して 線の免許で 昧爽を触った 獄の造花に 辞世を擬して 暴の同気で 断簡を駁した 肚の陥穽に 口角を保して 「顕す支配」

僕の導線は 断固を陪する 配向の種で 闘志を奉じて 造説の業で 雁字は在世し 鎖国の顔は 降旗を削いだ 毒の防染は 万古を題する 耐候の翅で 褒詞を投じて 合接の像で 暫時は外生し 過刻の竿は 創起を漕いだ 「エラー」

痛哭の夢で 与信を督した 讃美の解は 口気を蘇して 不日の胸は 孟夏を干して 安康の乱で 聾児を臆した 夕刻の爪で 妬心を浴した 完尾の才は 想起を濾して 無実の舟は 放課を模して 蘭交の餡で 往時を録した 「背反の波」

坂の敗報は 試刷で秘する 獏の楽団で 元素を便じて 俗の動輪は 残基の代価だ 雨の緘口で 狎昵に応じて 墓の才鋒は 飛札で資する 学の爆弾で 弁疏を現じて 毒の造林は 断機の罪過だ 亀の安康で 往日に困じて 「朧気な兵」

空の褒賞で 拝跪を攫って 藍の冠辞は 降心に応じた 森の督視に 淡交で慢じて 薬箋までも 漏精を擁した 洞の相承で 再帰を祓って 解の暗示は 往信を高じた 鳥の杢糸に 満腔で嘆じて 落選までも 夭逝に聾した 「ピィティ」

酸素の旅で 頭記を染めて 仮想の槍は 余接に寇した 愛視の幕は 門戸を臆して 配位の仲で 能事を誇った 嘆訴の錆は 掻器を止めて 野葬の狩で 古説を擁した 昧死の悪で 恩顧を沐して 内意の墓は 鳳字に遺った 「篤き受難」

拝啓の皿で 掌上は光って 野趣の核で 功過を浴した 檻の妄覚は 盟誓を演じて 蚤の祷祀で 短時は訛った 細径の肚で 表情は叱って 歌手の厄は 蛹化を剋した 森の凹角は 衛星を免じて 富の脳死で 難字を堪った 「ピエロ」

夜装の神は 酷使を擁して 等積の檻で 安心に嘆じた 満天の苗は 能記に踠いて 報答の底で 最始を填めた 仮相の闇で 抑止に抗して 往昔の鳥は 短信を按じた 難点の前で 猛気を覗いて 想到の鉾は 敗死に醒めた 「沈む処置」

嘉尚の薪で 猛威を濾して 難点の網で 横恣を残した 欲の燈花で 他時は宿って 崩裂の空で 才智を量った 魔性の垣で 好意を模して 暗転の波で 脳死を起した 徳の養価で 野次を辿って 葬列の洞で 廃置は逆った 「粗悪な径」

零時の刑は 季節を戮した 哀毀の里で 総画を泳げど 置換の蜜は 綿花を転じて 能相の堀で 稗史を倣った 繋辞の霊は 離接を鞠した 再起の後で 凹角を戦げど 未刊の膣は 天下を免じて 蓬窓の糊で 乃至を祓った 「苦き著述」

塑像の許で 慢性を誘って 破顔を濫し 牢記し焙じた 運星の靴に 交換を興して 有機の罪で 多層を訳した 模造の外で 産制を纏って 裸眼を叛し 抛棄し老じた 燻製の欝で 往還を殺して 通規の弓に 野葬を託した 「沁む値札」

夜驚の膜は 夢精に揺れた 私心の息で 垣籬を詮じて 端局の釜で 空席は積った 離接の貧で 返詞を隷して 魔境の厄は 油性に群れた 威信の式で 千里を演じて 寒極の弾で 痛惜は曇った 秘説の燐で 恋矢を聘して 「マイナー」

運指の淵で 拝跪を呷って 徒消の森は 満限で嘆じた 枢機の弓は 野情を作して 鍵の内含を 嚢子で拒んだ 憤死の裡で 哀毀を量って 喪章の鳥は 短言で慢じた 湧起の炭は 叉状を訳して 凪の回雁を 後翅で望んだ 「蔭る心象」

句点の累で 陋巷に抗した 的の晏起で 桜花を戻して 数刻の月は 倒置を則した 陽の保清で 破線を雇って 流転の杭で 鴻荒に聾した 痕の慢気で 孟夏を脅して 痛哭の隙は 相知を督した 砲の余生で 野戦を掃って 「凶暴な机」

殺気の幕は 夢裡を透いた 迂遠の弓で 幼歯を負って 回視の肚は 怖畏に暮れた 塗絵の妻は 当道を逃して 末期の柵は 掏摸を剥いた 所以の膿で 横恣を酔って 敗死の殻は 句意に触れた 釣餌の沼は 能動を鎖して 「審美の許」

階前の雨は 迂拙を崩せど 幕の野生で 養価を洩した 補欠の虎は 痛覚を服して 脳の総記で 際限は鳴った 愛染の亀は 苦節を写せど 役の磨製で 猛火を汚した 吐血の洞は 風格を尽して 躁の納期で 内言は去った 「フィルム」

種の鑑査は 口気で点って 悪事の槍は 用箋で臆した 猛獣の糊で 内語を纏って 空の抱囲で 白紙を裁した 鐘の嘆嗟は 投企で氷って 薬餌の蟻は 横線で浴した 膿汁の森で 迷子を倣って 洞の創意で 作詩を配した 「脆き支度」

死ぬ前に飛べ 強く聖く碧く 散る儘に書け 深く苦く慧く 枯れた夢の波 透けた夜の虹 晴れた傷の味 埋めた神の罪 僕は嘘を混ぜ 空闊に淋しい 君は唄を撫ぜ 悠遠に正しい メタに遺した 背理を抱えよ キスに点した 哀詩を求めよ 「ギフト」

峡路の粗は 往信に篭って 草賊の糖で 対価を散じた 稗史の中で 脳裡は細って 強姦の毒で 蛇行を害した 哀辞の殻で 降神は踊って 統属の葬で 綵花を嘆じた 乃至の墓は 法理に残って 洞観の獄で 画稿を題した 「被造の魔」

哀史の幕は 霧中で熟れて 陽気の恋で 空間は揺れる 相即を論じ 累世に推する 痰血の翅で 諷示は積って 昧死の悪は 宇宙で群れて 好機の宵は 幽閑で暮れる 蝋燭を損じ 水性に類する 蟠結の種は 通辞で肥って 「ファー」

僕の机上は 瞰視で縛せど 富の妊性で 難険を頼った 皿の反正は 蜂起で謗って 闇の画線は 合装を擁した 君の慕情は 万死で攪せど 肉の遁世で 短見を訛った 肚の産生は 挿記で熱って 学の野戦は 様相を号した 「表顕の溝」

胚子の縄は 脳室を誇って 満積の乱を 露光し沐した 往昔の仔は 乖離を漁って 送像の友を 探見で触った 泥梨の母は 芳信に遺って 卵生の末を 模刻し録した 恒星の尾は 哀詩に罹って 統属の苑を 酸欠で祟った 「重き鳴音」

吸殻の嘘は 鞘を暗示し 摂理の駅で 霜を祝った 罪代の茎は 弾を回顧し 天使の決で 塵に狂した 浮雲の裾は 泡を讃美し 遠視の咳で 糸を慕った 靴墨の月は 型を嘆訴し 権利の鉄で 岸に弔した 「戦傷の洞」