ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

僕の心がアメリカンコーヒーで 溶け残る砂糖がきっと貴方 そう考えるとこの恋の終わりも 少しは詩的に見えるのかしら 貴方は美しいから縛られることはない 心の移ろいはきっと一つの芸術 僕の恋は信仰に似ている だって今でもまだ貴方が最後の星に見える 貴…

黒く伸びた髪 恐ろしい瞳 真っ赤な唇 上下する喉 痙攣する右腕 隠された左腕 熱を帯びている胸 清らかな下腹部 見つからない右足 寂しげな左足 そして心と呼ばれるもの そして意識と名づけられたもの そして感情と囁かれるもの そして精神と指をさされるもの…

気は確かか 僕は空に尋ねる いずれは落ちて 騒がしい街を燃やすのか 気は確かか 僕は恋に尋ねる いずれは爆ぜて 脳の距離まで失うのか 気は確かか 僕は意味に尋ねる いずれは示して これが正しいと誇るのか 気が触れてしまったものは いかにも全てが手遅れで…

僕の肉は赤い果実になりました 種を演じる目玉はギョロリです 貴方は返り血と共に強く齧ります 美しい咀嚼により僕は欠落していきます 白い歯を立てて肉を抉っては 中にある自制心を舐めとります 睨む種さえお構いなしに 八重歯で突き破る気持ち好さ 僕の果…