ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


僕は最大の功績者であったはずなのに
僕が求むものは何時だって失い
その代わりに
僕に相応しいとされる分の幸福で僕を惑わします
僕が確かに気を狂わした事など一度も無く
それを証明と高らかに彼らは笑い
そして執拗に
僕に相応しいとされる分の幸福で僕を惑わします


僕に授けられる幸福は
例えばスカートの内側や
才気を失った上での自由
生きている事などのそれらで
決して僕が僕を好きになれるような
その様な涙を流すほどの僕の衝動など
誰彼が僕を横目で笑っている
何一つありはしなかった


僕が苦しむ姿など貴方には想像すら出来ないのでしょう
赤く燃える内臓
僕はどうすれば命として生きていると言えるのですか
黒く燻る骨


ただ
僕は
愛を
愛とさえすれば


僕の怒りは僕への怒りだが
僕は詰りは貴方なのだから
貴方がいくら自愛強くいたと主張しても
僕の自罰に途方も無く
僕の自罰に途方も無く
僕の自罰が一体何の救済をもたらせるのですか
優しさと誰かが褒めちぎってでもくれるのか
僕を殺そうとする貴方を許すのが愛なのですか
僕が妥協するまで続ければ好いのか
僕が負けるまで続ければ好いのですか


滅茶苦茶になった神経を
誰か僕から引き離して
叩きのめしてしまえば
僕の呆然とした時間が
少しでも減ってくれれば
せめて少しでも優しく荒れたならば
僕の幸せを
僕の幸せを
僕の幸せを!


待つべき誰も
僕を呼ぶことなどなかった




詩篇に語感を求めている正常な貴方へ今晩は」