ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


様々なヴィジュアルを見てきた。だけど僕はまだ文章に拘る。

ヴィジュアルのなんと強大なことか
記号ではなく実存として訴えかけてくる其れは
本質だけでは飽き足らず
それ以上の個々の感情すら食らい尽くしてしまう


ならば僕は何故文字に溺れよう
なぜ色彩や流動の信者に努めないのだろうか
恐らく僕はこの記号に含まれる
細やかな相互理解に魅了されているのだ


イメージといった類は最早
巨大な腕である
しかし僕はそれ以上に
この屈強で無限に伸びる糸を恋をしてしまったのだ


僕はまだ書こう
愚かにも考え記述し続けようじゃないか
幾らか見やすくなるためならば
最早生命なども投げ捨てられる




「廃人の戯れる言われ」