ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部だったトコロ。


或いは美型詩の実験場だったトコロ。


2012-01-01から1年間の記事一覧

心の闇とは何なのか 我を忘れて対峙する 紺色染まる狂乱も まだまだ足りぬと考える 照らされたならよかったか 剥き出しになった醜悪に 文化人気取りのあの人は 鼻をつまんで笑ってる 僕の闇とは何なのか 人を殺すと決めた時 あの娘が壊れたあの夕べ いつも月…

酷く眩しい幸せは 身体を柔らかく溶かし尽くし そのビンに溜まった僕たちを 不幸の海に還します この海を騒がせる人たちは 何処かみんな真面目な顔していて 頭の悪い僕などは 彼らの論争に怯えるばかりです 幸せの犠牲になった不幸に 誰が優しい声をかけてく…

嘘の神様は 寂しさの中で笑っては この僕に傷つかない方法を 夜が来るたび一つずつ 大事に大事に教えてくれた 嘘は悪いから 僕は酷い人間だったね でも傷つけるのも痛いので 朝が来る前にこの色を 油絵の具に混ぜて空を描く 嘘のようなことが 本物になったと…

今夜の僕は アニメに夢中 夜はピコピコ 朝など来るな ポルノコミック ロリータ、ロリータ! 悪魔な彼女に 脳みそ穴空く 洗脳されゆく 右手で手繰らせ 乳飲料で 胃を爆弾に ファンタジーセックス 戦争、戦争! 天使の彼女を 守れず穢した 「等身大の小世界」

死ねば一度も花は咲かないが 時は止まって風になる 死ねば孤独に溶けるままだが 日々に忘られ鳥となる もうやり直すことも辛いだけで 僕という幾何学的な失敗者は 比較による轟音型の自己犠牲に 心を遊ばすこともなくなる 死ねば愛など絵空事だが 求むる心は…

少女は泣く前に必ず転ぶ 老婆が言うには転落人生 無意味に性を重ねあっては 浮かぶ言葉は赤子が可哀想だ 彼はいつも決まって間違える 群集囁くは木偶の坊 痛みに変わらぬ命を育て 堕ちた言葉は生きるは可哀想ね 貴方はただただ真実求む 誰も教えぬは何処にも…

畸形の犬が 餌皿揺らす 大衆笑う 僕は泣いてる 安楽的な 死に方望む 彼の首元 注射の跡か ピンクの肌が 痛くて怖い ビッコを引いてる 憐れで辛い 畸形の犬よ 僕の胸の中 「それでも生きる?」 「僕は忘れぬ」 「蝿男」

僕は厳密な意味で何度もやり直す 運命も宿命も決定も現実視も 全ては僕を脅かす敵だから 此処で戦うために完璧に逃げるんだ 貴方が傷つき蔑まれいずれは殺される 環境も世界も他人も教科書も そんな真実を壊してはくれなかった それなのに神様があの娘を救う…

感性を捨てていくたび 僕は無関心になっていく 色はますます淡くなり 透明度を増すこの気持ち 貴方を想って書くことも きっと無くなるはずでしょう それでいいんだこの僕が 何かを伝えて何になる 苦しくて痛くて絶望的な 今まで付き合った少しの不幸 チョコ…

僕の壊れた脳みそを 量り売りして街歩く 途中で見つけた目玉屋で キレイな貴方の瞳に釘付け! 僕の壊れた心根を 安売りしては叫び果て 途中で見つけた死体屋で ステキな貴方の骸に陶酔! 僕の壊れた感性を 叩き売りして蛆湧く前に 途中で見つけた雫屋で フシ…

死神あまねく絶望の底で 貴方と出会えていたのなら きっと僕の呪われた人生は 甘く蕩ける美談に変わっていたね でもそんな都合のいい事はなく 貴方はとても喋りづらそう 遠くで、それ故に魘される僕に 「こんなにも美しいものがあったとは」 憐れんで悲しん…

目の前で静かに死にゆく人の 舌のこぼれた弛緩した顔に 僕は胸を焼くほどの嫌悪感を覚え それを罪として生きるとするのです 人が人で喪くなってしまうとき 僕は何時だって酷く歪んで 溢れそうなコップを割れんほどの強さで 握りしめて、それを心と呼んでいた…

これこそが死であると 空想の廃墟に叫んだら 音は反響し返事する、曰く これこそがセックスであると お薬が効かない僕らは つまり殆どが無敵だからね 恐れることはもうないと 宮沢賢治に牙を剥く 美しきは殺されても仕方ないわ 気高く死んだその死体は 精肉…

人でなく 獣でもなく 愛もなく ただ喧騒を避けてきただけ 構わないでよ 苦しいわ 貴方の一番、空に飛ぶ あの娘はきっと我が侭ね 夢が泣く 日差しまで泣く また泣いて それでも御伽噺を疑わずに 教えないでよ 意味無いわ 貴方の秘密、手を伸ばす あの娘は絶世…

愛が溢れて 海に満ちて 街を飲み込み 人が死ぬ 人を狂わせ目を回し 意味を無視して手が震え 夢を忘れて歯が軋む それがつまりは愛なのだ 声が聞こえて 脳を気にして ナイフを取り出し 人が死ぬ 囁くだけが愛じゃない 抱きしめるのが愛じゃない ただ、この寂…

死にたい奴から前に出て 引いてる線から飛び出して この世界からも抜け出して 血を吐く貴方は戯言す 青く透き通る毒薬に 貴方の心が映るとき その苦笑いが嬉しくて 私はいっそ死にたいと思う 苦しめられた大罪も 不安で眠れぬ軽率も 貴方が溶けて消える頃 私…

始まる前に言えるのは 「全ての罪に悲しみを それ相応の悲しみを 果てなく静かな悲しみを」 そして次に言うべきは 「それから貴方を祈ります いつでも貴方に祈ります 幾多の夜に祈ります」 さらに加えて言うのには 「惨めな貴方が必要です 壊れて、貴方が必…

忌み子の復讐は 瞬間的圧力によって 内蔵する全ての感情を ミサイルにして街へ落とす事 怒りや悲しみはもう認めない ただ無知による代償行為 人ではないこの稚児に 息を吸うように罰を与えると言う事 彼にはあの娘はいなかったから 一人の寒空で憎しみを養っ…

死にます わたし死にます なんてことない理由をつけて きっと死んでしまいます 今夜月は上らずに わたしの瞬間は永遠になる 二十一時過ぎの結末を 怖れて子供の喚き声 残しません 何も残しません なんて図々しいと笑われても きっと残しはしないでしょう 今…

罵倒に次ぐ罵倒 僕の頭の隅の方 産まれの事を言う貴方の その目ん玉を見てるのだ 軽蔑に次ぐ軽蔑 僕の心の右の方 育ってきた事を言う貴方の その嘲笑が映えるのだ 悪意に次ぐ悪意 僕の命の果ての方 死んでしまった事を言う貴方の その震える声に目を閉じる …

快速列車は凶器であり 僕の知るところによる 中央線を舞台とした 殺戮風景、夢心地です お願い 意味のある死など求めないで 残るのは ただの感情の残滓だけでいい 汚い肉塊の最後の恋 線路にキスをし目を閉じる 「もうどうなってもいい」が 復讐の心にあふれ…

神様 貴方に騙された私は こんなに醜いけど 貴方を憎んだ事はなかったよ 神様 貴方に踊らされた私は こんなに無様だけど 貴方を恨んだ事はなかったよ 神様 貴方に見染められた私は こんなに独りだけど 貴方を信じない事はなかったよ 全ての貴方のいたずらは …

感受性が足りなくて 僕には風景は灰色で それからあの娘の事だって ポルノな目でしか見られない まるで紙きれでできたこの心 神様なんて残酷ね すぐに破れて足元に 小さな波紋を残すだけ 大事なものがない事は つまりは全て失ったって事 産まれてからの喪失…

死ぬ前に生きて 生きた後死んで それから亡霊になり果てて それから胎児に産み落ちて 生きる前に教えてほしかった そんな事ばかりで 死んだ後に知りたかった そんな事ばかりで 僕の亡霊は風にかき消され とても悲しい映像になります 僕の胎児は羊水に溺れ と…

雨の優しさが嫌いです それは僕を不随にして とても悲しい事でさえ 忘れてしまえと言うのです 僕の血液に雨粒が混ざり 少しずつ僕じゃなくなっていく 頬を伝う雨の水滴なんて 僕が笑いものになる理由なんだから 濡れた犬が泣いているよ 傘の中に入れてあげた…

あいきるえぶりばでぃ 寂しい寂しいショータイム 誰も拍手はしてくれない ワイドショーは僕の眼に映らない あいへいとえにいしんぐ 苦しい苦しい神経の異常 アリスは迷子になって死んでしまったよ 音楽は雨のせいでもう止んだ あいらぶでっどもんすたー 笑え…

それは最早けだものだったのに 美しい少女の皮をかぶってしまって 月夜の晩に泣きながら 湖に映る自分は踊ってる 殺意の連続が摩耗されて くたくたになった僕は見つける そのけだものの愛に 首筋を齧られたなら熱っぽい 魘されたのは邂逅の馬鹿野郎 猟奇的に…

ベビーカーにはお菓子がたくさん詰まってて パパがなんでもかんでも残らず食べてしまうんだ そんな姿に涙流しながらでも熱り立っちゃって 僕はどうやらロリータコンプレックス あの娘たちは澄んだ声で唄を歌ってるよ それはまるで世界が始まっちゃうラッパの…