忌み子の復讐は
瞬間的圧力によって
内蔵する全ての感情を
ミサイルにして街へ落とす事
怒りや悲しみはもう認めない
ただ無知による代償行為
人ではないこの稚児に
息を吸うように罰を与えると言う事
彼にはあの娘はいなかったから
一人の寒空で憎しみを養っていた
彼には都合よくいなかったから
一人の夕暮れで歳も数えなかった
だから復讐は誰の言葉も届かない
このミサイルが炸裂する時に
やっと彼は涙が流せるんだって
誰かが言っているのだけ僕は覚えてるよ
「忌み子は救われた?」
芸術幼女言語の最深部だったトコロ。
或いは美型詩の実験場だったトコロ。