死にます
わたし死にます
なんてことない理由をつけて
きっと死んでしまいます
今夜月は上らずに
わたしの瞬間は永遠になる
二十一時過ぎの結末を
怖れて子供の喚き声
残しません
何も残しません
なんて図々しいと笑われても
きっと残しはしないでしょう
今夜貴方の顔も見れず
その声も頭の中に浮かぶばかり
二十一時過ぎの最後なのに
なんでわたしはわたしなの
生きたい
ホントに生きてたい
なんて、言ってみたかっただけ
きっと叶わぬわたしです
今夜夢は現実を捉え
熱い涙が血を消毒していく
二十一時過ぎの願いはポツリ
一度瞬き雨に流され
「二十一時過ぎ」