ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


薄い月に誘われて

僕は寒空をcrawlする

軋む宇宙に響くのは

娘が破瓜する夜の音

 

ある者は酒に酔い

煙草の炎で愛を観る

ある者は疲れ果て

他人の幸いに苦悩する

 

僕は緩やかに腕を伸ばし

幾億のpatternを覗く

しかし夜は秘するもの

月は断頭台へ沈んでく

 

泳いだ僕も同罪として

何にも成れぬ罰を受ける

それでも毎晩詩は綴る

墓石の余白が埋まるほど

 

 

「夜水浴」