2014-06-29 ■ 音の無い花火が 瞳に映り込む 広がる炎の輪に 世界が消失する 眼鏡は反射を忘れ 指先は空を切り それでも確かにある 大きな空の華 熱さも風も無い 夜も昼も関係ない ただ脳みそに響く 圧倒的な重圧 僕は歪んでえずく 人間性ごと全て吐く 遅れて届く声までも 僕を、咎めている 「音の無い花火」