2012-10-11 ■ 貴方の呼吸を静かに止めて 僕と繋がった小指を齧り 冷たくなった体温は 少しずつ境界線を越えていく まどろむ意識を奮うには 貴方の笑顔が転がっていて 全ての何かが起こっても 変わらぬ尊いその聖性 どんな朝にも醒めたなら 貴方の安堵で夢忘れ どんな夜にも眠るなら 貴方の情感に魘されて この先の先の先にて いつまでも貴方を見つけ出す この前の前の前にも どこまでも貴方しか居ないから 「死体、人形、好きなよう」