ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


衝撃は白い。

物語は僕のもの
幾つかの思慮など
消えてしまえ
消えてしまえ!


僕が語りたいのは常識でも教訓でもない
ただ僕が感動しうる陳腐な感情だ
人が人として生きている以上不可欠な
自分の在り処を明確にする感情だ


愛情だって僕のもの
大凡の表現など
必要ない
必要ない!


僕と他人との境界線など曖昧で構わない
単純に僕はこの感情の類たちと戦うのだ
意味も日が明ければどうでも好くなるよ
一点の欠如もない武器に成り果てるまでには




「僕の容易さ」