ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


泣いているのは恐らく僕ではないと推測する。

幸福の先は終結するか
苦痛の先は意味に満ちるか
全てが色あせて詰まらないただの現象に過ぎないことを
気付いたときの悲しみと言えば


一度目の前が急に真っ黒になり
其れが一瞬で同じ姿を現す
多くのものがそうであるように恐らくこの連続を僕は
恐怖の根源として認知せざるを得ない


そう、昨日までは雨が降っていた
昨日まではのどの渇きを想った
然るべく僕は月夜の晩に天上を望まずに仰ぎ
其れを無視して狂人を振舞った


多くのものは無味である
其の上感覚しか残らない
物事を順序だてて説明してはくれないだろうか
其れに従い幾年、幾世




「散々論議尽くされたこと」