ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


愛想のよい彼は消え
蛮人と処女と同じ空
微笑んだのは女神か夜か
果ては夢魔の静けさか


水面をすする妖精は
漆黒と名づけられし欠如に
確かに上手に遊び笑む
ワルツと共に狼と共に


墓場へも等しくなそれ
守衛は夢の中で娘を抱き
彼女のイジラシイ寝顔にキスをした
サンタマリアが守衛を父親にす


ならば誰がこの闇をはねつける?
我等が姿の心のそれに
これほどの正しさがあるだろか!
又も明ける事を恐れるほどに