ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


2007-05-17から1日間の記事一覧

抽象的な、僕ならば

抽象的な 僕ならば 目クラに憧れ ズに済もう 抽象的な 僕ならば 月夜の太陽 轟々と 抽象的な 僕ならば 好きなあの娘を 好きに成れ 抽象的な 僕ならば 汚れた右手を 恥ずことも 抽象的な 僕ならば 黒く淀めど 白けずな 抽象的な 僕ならば ああもこうもと 泣き…

アンジップ

真っ赤で黒いこの世界 ついにグラグラ僕までも 化け物たちが死んだから 両手を叩かずいられない 緑の肌の女の子 物をねだれば好いと言う だったらチョコになってから 剥けだす歯茎を甘噛んで 地獄のような風景だ 生理を迎えた赤ちゃんは ませた言葉で目を閉…

可愛い可愛い可愛い可愛い

優しくするから 噛み付いたりしないからさ 大事にするから ちゃんと忘れないからさ だから頂戴、僕に頂戴 一度でいいから触らせて だから頂戴、僕に頂戴 一度でいいから遊ばせて サボったりしないから 死なないようにするからさ ちゃんと一緒に寝るよ 飽きた…

ああ、ああ、あああ

薄暗闇の部屋の中で 何かをしようとすると 何一つうまくいかない 何一つうまくいかないのです 考え事の最中は それだけで動けずに 考えてばかりだけで 考えずにはいられないのです 故意に落ちた感動に 震え始めたら最後 目玉も震えてしまう 目玉も震えること…

愛想のよい彼は消え 蛮人と処女と同じ空 微笑んだのは女神か夜か 果ては夢魔の静けさか 水面をすする妖精は 漆黒と名づけられし欠如に 確かに上手に遊び笑む ワルツと共に狼と共に 墓場へも等しくなそれ 守衛は夢の中で娘を抱き 彼女のイジラシイ寝顔にキス…

恐怖にて

夜は自由であります 僕に於いては専ら 一抹の恐怖に打ち勝つか否かの 瞬時の思考の範疇に左右されるのです 其れはよもや解離性で 状況に依ったもので 敵意においての僕は幸せ 妄癖の僕は無残であるのです 夜は自由であります 光見えぬは一層 其の王に君臨で…

嘘と僕

嘘を吐いてきて 僕というものが 其れになりました 曖昧な境界にて 嘘を吐いてきて 僕というものが 其れになりました 見えぬ紫陽花の果てに 嘘を吐いてきて 僕というものが 其れになりました 一層青く沈む道 嘘を吐いてきて 僕というものが 其れになりました …

お久しぶりです。

覚えていますか、僕を。 さて。たまった奴を。