ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


恐怖にて

夜は自由であります
僕に於いては専ら
一抹の恐怖に打ち勝つか否かの
瞬時の思考の範疇に左右されるのです


其れはよもや解離性で
状況に依ったもので
敵意においての僕は幸せ
妄癖の僕は無残であるのです


夜は自由であります
光見えぬは一層
其の王に君臨できる機会と共に
触れもせぬ悪魔にかき乱されるのです


僅かリアリストの欠片で
振りかざす束縛の抵抗で
さも事実を振る舞います
感覚の敗北の成立を押しのけ回り