水星に往く

帰れぬ街は

信号で溢れ

僕を禁じた

 

文学は死す

韻の亀裂が

海を騒がせ

焚書で悼む

 

雪道に吐く

踊れぬ鬼は

哀憐で暴れ

僕を演じた

 

元凶は魅す

盲の至福が

翅を紡がせ

悪夢で否む

 

 

「脳病」