2016-05-19 ■ 夢で出逢った 名も無き少女 その残り香を 未だに信じる 僕は君の事が 喉は裂かれた 僕は君の事が 腕は捥がれた 水槽の金魚を 海に還すたび 少女が溺れる 憂世と重ねた 想えば君まで 水面は揺れる 想えば君まで 辞別は冷える 「らんちう」