ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


謎を暴くたびに

涙を流す癖がある

優しい君の元へ

怪事件らは訪れる

 

次々と秘匿された

殺意と悲哀の罪に

純白の脳細胞は

解を導いてしまう

 

犯行時刻に気づき

動機を見透かして

絡繰が紐解けど

人差し指は震える

 

安息の時間も無く

解かれたがる故殺に

探偵の価値を視て

君は傷つくんだね

 

 

「ワトスンの憂慮」