ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


なぜに泣いているの?

何か言いたいことを思い出して。
素敵なフレーズがあったはずだと思って。
辛い事がなくなった気がして。
気のせいと済ませてしまう僕がいて。


透明なら何も見えない。
因果応報。
全ては返ってくるものだ。
詩。




この指先が取れるよに
切れ込み線がありました


触ると痛い
とった後
どこかに繋げて
夢を見る


少しずつ紅くなり
少しずつ錆びていく


億劫な僕
思い切り破り
大事な先を
放り投げ


その断面は恐ろしく
適応できるものとなり


忘れがちになり
暴挙を経て
もはや想うは
明日の事




題して「右手の薬指がない理由」です。
それでは。