ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


忘れられない

高校にいて。
友達が屋上で首をつる。
なぜか屋上で。
後者に囲まれた中庭にぶら下がる。
驚くほど血まみれに。
血は後者に飛び散って。
鮮明だった。
恐怖を感じた。
忘れられない。


指先も血まみれ。
血を綺麗だとは思わない。


詩。




軽々しい
言葉に
騙された


どうしてなの
優しさまで
零れるなら


錠剤三粒
流し込む
哀れかな


模倣ばかり
埋め尽くされた彼
何も言えず


上手く遊べない
いまやっと
夢中になれず




「猫は足元で踊る」