ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


切り取り線を迂回して

自殺坂を転がり落ちて

忘却の果てが人生で

写真に記され屈辱で

 

性とは理性への憎悪の果実

人を殺したい夜を重ねても

一兎も追わねば平穏らしく

この恋愛を責める人は無く

 

ああ

何故に一番大切な時に

言葉が出てはくれないの

 

屋上に並んだ上履き蹴飛ばし

涙を隠して線路に石を置き

愛の暴力で痣になった痛みを

心底大切に部屋の壁に飾って

 

 

「易い女の哲学」