ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


広島駅発地獄行きの
夜行バスに飛び乗って
夜景は僕らが独り占め
宇宙に飛び立つその温度


ピストル自殺の独裁者
堕胎で死んでく子供たち
僕は多分に騒いでいたから
弔いの言葉が眉をひそめる


何れ寝静まるのが正しさだけど
僕らはそのままで乗客だから
在るがままの粗悪さが
不安を誤魔化す錠剤になる


誰もが罪に罰を祈った
最後のバス停に降り立つ頃は
天の川のほとりに潜む悪鬼が
業務的に重荷の確認をする




「銀河集積夜行バス」