2017-03-17 ■ 不細工な型で 造られた僕は 口笛の色彩に 追憶を融かす 映画は沈黙し 欠落を魅せる 奇怪な夕景も 悪病に燃える 無意識な嘘で 護られた君は 鼻唄の体温に 惜別を冷ます 胎児は悩乱し 盲信を和える 穏和な恋愛も 憂愁に痩せる 「セオリー」