2017-02-06 ■ 棄てた憧憬で 失せる愛液に 贋物の吐息は 追憶を殺すの 目蓋の暗闇に 溢れる青春は 実存した恋を 残光で描いた 冷えた汗水で 融ける幻想に 喪失の寝癖は 人生を保つの 乳房の心象に 潰れる弱虫は 停滞した嘘を 朝露で洗った 「ジルバ」