2017-01-17 ■ 神経病な街で 不発弾は嘆く 核分裂の夢が 深く淋しくて 讃美に怒れば 灼熱は磨かれ 正しい炎煙で 脳裏を彩った 心配性な雨で 彼岸花は恵む 氷砂糖の嘘が 永く愛しくて 甘露に祈れば 終焉は刻まれ 等しい痛覚で 昨日を葬った 「希薄戦線」