2016-06-30 ■ 口癖に終わる 美しき約束を 病床で幾つか 呟いて転がす 時は壊れるね 僕を忘れた街 不在の行方も 愛しく想えた 君と調律して 絡めた指先が 悲哀を祓えば 神様に誇れる 智覚の貴さよ 人類が滅ぶ夜 崇高な聖者は 霊柩で休んだ 「甘き死」