2016-06-27 ■ 母が愛した 風になって 残暑の夜は 頬も涼める 夢に見れば 私は泣き虫 空虚な心を 希望で汚す 私を殴って 帰らぬ家で でも倖せは 懐中にある 過る記憶に 母の微笑み 空と別れて 躯を溶かす 「大気の子」