ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


病室で泣いた

其処は屋上だった

踏切へ身を投げ

足元の台を蹴った

 

愛してくれた

雑踏で手を掴んだ

ベッドに包まれ

海を二人で泳いだ

 

命は赦された

切に恋文を書いた

天国は物静かで

死ぬなと懇願した

 

僕らは幸せだ

悪意で気が触れた

祈りを重ね合い

神様は居なかった

 

 

「不統合な涙」