君には足りない感覚で
一番切なくなるものを
此処では青と呼ぶんだよ
自由に自然に想像しよう
そして頭に色が浮かべば
本当は何でも良いんだよ
それが君の青だから
掛け替えのない色だから
僕らの生きる世界には
数多の青で満ちていて
空も海も幸せの鳥も
青い質感を纏ってる
それを美しく思う人や
それを空っぽに思う人
時間や場所や心にて
何度も何度も変わる色
君が青を見たいなら
必ず善行を積みなさい
人と自分を許しなさい
生を常に肯定しなさい
どんな聖書を漁っても
どんな詩篇を紐解けど
空に届くのは天国だけで
青に一番近いのだから
切なくなって泣く時も
君は贅沢ができるはずだ
「青の授業」