2014-08-20 ■ ノアの標本に選ばれず 善い終末が押し寄せる 僕らは肩組み、唄唄う それは自作の鎮魂歌 海の壁が地を奪う 空飛ぶ鳥は知らぬ顔 見捨てた神も神ならば 僕らは繁栄の捧げ物 僕の隣にいる人が 一人一人と消えていく 家族、友人、恋人へ 次第に想いは隠せずに 大地の全てを満ち満ちた その洪水に見合うなら 僕らはきっと魚になるよ 瞳の要らない奈落の魚に 「ノアにさよなら」