ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


女子校生たちが

脱いだ制服の数だけの

赤いスカートたちで

この街は賑わっている

 

紅を引いた白い子宮に

そっと瞼を閉じたなら

胎内で疼く信号を解き

喧騒の中の君を見つけよう

 

赤に染まりきれば

秘密は自然と穢れてく

赤を知っただけでも

先生たちは許してくれない

 

薔薇の刺繍がいぢらしく

その時永遠を誓ったよ

乱れた吐息が濡れたなら

その成分は本当に残酷だ

 

 

「赤い女子校生」