2013-12-22 ■ 空が空のつもりなら 青さを僕に分けて欲しい 青色ソーダの透明で 傷つく世界を見つけぬ為に 海が海のつもりなら 青さを僕に分けて欲しい 信号の青に立ち止まり 死人の行列を見送る為に 純潔な青は紺を越え 藍色になって夜は訪れる 殆ど空気と呼ばれる色に 人は名前を付けたのだ 僕が僕のつもりなら 青さは一切纏えまい お伽噺で許された 全ての青に身を焦がしても 「青の羨望」