2013-12-07 ■ 面影のない子供たちが 川のほとりで水遊び 鬼は器用に笑ってる 水きり石は沈むことなく 躰は半分しか手に入らず だから寄り添い誤魔化した その横柄が罪と結ばれ 身を焼くたびに言い訳にする 算数だけが救いです その謙遜が帳簿をつけて 記憶するのを放棄している サボテンの毒で愉快を与して 幼子の悲鳴が合図になって 神経症に従い殺した その後漏らした言葉には 僕は一つも愛を知らない 「親らしき地獄」