2012-12-10 ■ 愛とは一体なんでしょう 貴方は瞳をじっと見る 僕はそれが寂しくて 思わず抱き寄せ息止める 僕は三度は死ぬのです どうしようもなく馬鹿だから 迎えた言葉の葬式に 貴方の喪服はあの頃のまま 軽やかに黙る貴方は別れ際 僕の密やかな尊厳に一礼し そして涙も見せずに去っていくのだ 遠くで待ってる恋人のもとへ 愛とはその時の心の熱量だと 僕がもしも答えてしまったら 貴方の気持ちは火葬場の灰に変わる その恐怖が今日も貴方を純潔へと陥らせる 「愛と葬列」