2012-11-26 ■ 大切な思い出を救いたくて 今日も身近な現実を穢してる 汚れたその手で掴んだものは 少年時代の優しい浮遊感 掴めば当然汚れは移る 息をのんでももう遅かった セピアモノクロと色褪せていき もう何も教えてはくれない 過去に縛られているのではなく ただただ幸せ過ぎた反動で 街が人が自然が家が 安らいでいたあの頃などが そして原形をなくした追想は 誰かが安価で買い取っていった そこにはただ汚れただけの僕が残り スポットライトは電源を落とした 「報われないのは今から」