ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


くりくりかえし

垂れ流して汚して。
横になって。
煙草を吸ってくしゃみして。
寒い。
その繰り返し。


被害妄想は酷いけど。
時々優しい声も聞こえるから。
「きっと大丈夫。優しい子だね。」
「本当はとても強いんだよ。大丈夫大丈夫。」
「そんなに人のために心を痛めてるんだよ? 嫌われてないんだよ。」
どちらにせよ根拠がない声。
僕はどこに向かって行ってるんだろう。


冴えない毎日。
でも頑張ろう。
頑張れるかな……。


ひどい妄想に負けないように。
自分を傷つけすぎないように。


詩を。
どこにある言葉。
詩を。




たんぱく質は
使い果て
使い捨てなら
僕だけで


一時の命の集中を
いつから僕は
この僕は


精神力は
使い捨て
使い果てよう
力なく


一時の気持ちの紛れなら
優しい意味が
それだけが


結局あなたも僕だって
そうして笑っている限り
何を咎めてられましょう?
寂しく逃げてしまいただ




「健忘症」