ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


がんばろう

と思った。


意欲がわかない。
何かを作る事が出来ない。
なんでだろう。
今までのやり方がよくなかったのかな。
それとも途切れてしまったのか。


行き詰まり?
ならいいんだけど。
成長の前のばねならばいっそうれしいぐらいだけれど。
なんだか体に力が入らない感じ。
もうこのまま消えてしまってもどうでもいいとさえ頭に浮かぶ。
でも本当は嫌なはずだ。
とても、とてもこの自分じゃ満足できないはずだ。
だけどもそれに対する努力さえ沸かない。
どうしてしまったのだろう。
何が変わってしまったのだろう。


文章も最近かけなくなってるな。
詩も思い通りにいかないな。
思い通りに言ったとしてもまだまだだった僕の表現が、まるでうまくいかないな。
当たり前のことなんだろうか。
この1億以上の日本人の中のただ一人。
この一人にどれだけの価値があるのかを、僕は問わないふりをしてきたけれど。
そろそろ決着をつけないといけないのかもしれない。
哀しいけれど決着を。
まだ早いのか。
そんなに未来が明るく見えるのか。
わからないだろう。
わかりえないだろう……。


詩と僕とあなたと世界と心と体と病める人と普通の人。
落葉樹は何よりも大きく日の灯りはカーテンを透かして。




血の気の無い足跡
歩くたびに感覚は心細くなる
目の前に灯りがあるだろうと
安易に希望にすがり付いてはいけない
愛の唄を聞きすぎてもいけない
確かなものだという言葉より
何より映る事実に居たい


生憎ベルトのいらない姿
優しく抱いてほしいと嘆き
見えない人を作って遊び
愛情ばかりほしがり笑う
そんな鏡に映る顔


力なく倒れた
足はもう動かない
苦く黒い大地をかむと
声さえ出ずに目を閉じた
光はひたすら前にあり
それ以外には音もせず




題して「周知への戦慄」です。
それでは。