ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


客の妙機で

名剣を結して

霊祀の窃で

詩草を理した

 

悪の稗史

奉饌を推して

逃毀の宵で

治工を託した

 

脈の驕気で

契券を滅して

整姿の裂で

離騒を資した

 

箔の哀詞で

鶯遷を干して

雍熙の問で

多孔を扼した

 

 

メリトゥ

朝の三孝で

早期を捺して

彫る用件で

薬価を博した

 

隷の検車で

帰船を律して

散る妙詩で

面奏を呈した

 

笹の安康で

嘔気を蘇して

縒る法権で

薄荷を約した

 

奎の連写で

履践を喫して

視る調糸で

転漕を瞑した

 

 

フィグャ

新車の蜜で

名香を宣して

霊芝の幣で

避寒を諒した

 

紙の野蚕で

容器を濾して

折の逃走で

譚歌を愛した

 

民社の質で

清光を面して

兵士の例で

罹患を評した

 

闇の家産で

耿気を止して

酉の押送で

行火を帯した

 

 

「ゴォゥル」

試る屍姦で

声華を瞑して

鉄の藜羹で

理義を朝した

 

依る迸散で

白磁を訳して

亀の悪草で

往時を錮した

 

識る未完で

名菓を制して

列の定稿で

痴戯を領した

 

惚る養蚕で

薬餌を泊して

雨の核相で

向自を捺した

 

 

コォィル