ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


暇の緯書で

駅船を僻して

隷の経史で

基層を領した

 

鳥の猛虎で

満稿を達して

約の箚記で

双肩を止した

 

今の秘処で

壁泉を役して

軽の霊祠で

理想を狂した

 

森の島弧で

探鉱を抹して

作の薬気で

葉圏を蘇した

 

 

「フゥィム」

掃く昧死で

妄想に補して

妖姫の告で

家眷を約した

 

責む鋭気で

以降を資して

戮の忠士で

汀線に列した

 

負く廃弛で

包装に模して

口器の沃で

野犬を画した

 

笑む西紀で

私行を医して

蓄の柳糸で

醴泉に徹した

 

 

「マルティ」

威光の鶸で

兵機を得ても

西遷の礼で

寮試を失した

 

安危の鷹で

闘拳を織れて

更始の欲で

夜窓を隠した

 

比高の岩で

英気を経ても

冷戦の制で

小祀を律した

 

短期の淦で

王権を取れて

夭死の哭で

仮相を約した

 

 

「アラィヴ」

澱の邦畿で

廃興に余って

作の訳詩で

葉酸を蘇した

 

呈の連関で

僚機を着して

肉の基層で

県史に睡った

 

堀の応器で

愛校に嵌って

役の策試で

壮蚕を止した

 

戻の転換で

弔旗を略して

菊の尼僧で

年歯に煙った

 

 

「スケィル」