概の開栓で
紅霞を護して
本性に応じ
握手を早めた
恋矢の姪で
密行を利して
正気に乗じ
善感を注した
解の凱旋で
業火を濾して
恩詔に報じ
剥取を殺めた
綿糸の霊で
立項を魅して
常規に請じ
専管を坐した
「スタイル」
芸術幼女言語の最深部。
或いは美型詩の実験場。
概の開栓で
紅霞を護して
本性に応じ
握手を早めた
恋矢の姪で
密行を利して
正気に乗じ
善感を注した
解の凱旋で
業火を濾して
恩詔に報じ
剥取を殺めた
綿糸の霊で
立項を魅して
常規に請じ
専管を坐した
「スタイル」
叱る表紙で
併算を征して
硫化で諜し
転送に隷した
刈る難関で
能記を込んで
予稿に折れ
阿遮で病んだ
光る正子で
星散を聘して
注加で諒し
連想に挺した
生る感官で
後喜を祈んで
汚行に縒れ
耶舎で浴んだ
「ステップ」
実る逸走で
吾子を蒔いて
肺肝を託し
稚気を貧した
睡る犬歯で
交感に乗って
操持を弄し
連装を摂した
祈る密奏で
真弧を飽いて
大鑑を泊し
秘記を賃した
煙る年詞で
納棺に凝って
漏示を草し
蟬騒を列した
「チョイス」
盟の麗姿で
陸行を魅して
聴器を請じ
先見に徹した
亀の暗鬼で
押送に高じて
夭死を補し
白癬を扼した
令の名刺で
密航を利して
笑気を貼じ
点検に接した
飴の管窺で
抗争に応じて
奉祀を寄し
薬箋を泊した
「映る忙殺」
景の整枝で
屍姦を喫して
隆起で諜し
塡装を隷した
余る脱脂で
道管を臆して
芳紀を寄し
野叟で掃いた
姓の恵賜で
機感を失して
注記で猟し
連想を訂した
黙る遏止で
王冠を毒して
妖気を歩し
破窓で妬いた
「ファニー」
肚の亜綱で
意気を秘して
妊産を進じ
賛辞を倣った
研ぐ妄想で
綿花を転じて
冷汗を刑し
古址を勒した
粗の波高で
悲喜を医して
心算を任じ
難字を浚った
捥ぐ逃走で
天火を免じて
景観を隷し
濾紙を剋した
「デェンス」