ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


盟の麗姿で

陸行を魅して

聴器を請じ

先見に徹した

 

亀の暗鬼で

押送に高じて

夭死を補し

白癬を扼した

 

令の名刺で

密航を利して

笑気を貼じ

点検に接した

 

飴の管窺で

抗争に応じて

奉祀を寄し

薬箋を泊した

 

 

「映る忙殺」

景の整枝で

屍姦を喫して

隆起で諜し

塡装を隷した

 

余る脱脂で

道管を臆して

芳紀を寄し

野叟で掃いた

 

姓の恵賜で

機感を失して

注記で猟し

連想を訂した

 

黙る遏止で

王冠を毒して

妖気を歩し

破窓で妬いた

 

 

「ファニー」

練る専恣で

娼館を任じて

秘記を利し

連唱を聘した

 

哀史の弾で

都心を応じて

興起を寄し

薬効を画した

 

競る念死で

尿管を進じて

理気を比し

返照を隷した

 

大疵の尼で

汚疹を投じて

揚棄を濾し

格好を扼した

 

 

「ディレイ」

肚の亜綱で

意気を秘して

妊産を進じ

賛辞を倣った

 

研ぐ妄想で

綿花を転じて

冷汗を刑し

古址を勒した

 

粗の波高で

悲喜を医して

心算を任じ

難字を浚った

 

捥ぐ逃走で

天火を免じて

景観を隷し

濾紙を剋した

 

 

「デェンス」