ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


おやすみ美型詩。好い悪夢を。

約しき空想は

回生を他薦し

超克の狭義も

口渇で隣った

 

そして迂拙で

恩誼は保続し

閉瞼の鋭意に

暗雨を量った

 

苦しき通則は

退席を架設し

恐惶の蝶児も

統管で氷った

 

そして不宣で

本地は悪憎し

永訣の兵機に

半句を呷った

 

 

「パッシブ」

確かな繁殖で

飛札を鎮静し

癲狂の瓶裏も

放還し燈った

 

しかし素質は

専恣で偃息し

印記の親権も

再構に当った

 

遥かな探勝で

治産を擯斥し

偏曲の涕泗も

統轄し細った

 

しかし汚疹は

垣籬で戦争し

神威の引訣も

哀哭に触った

 

 

「バァブル」

慧き暗黒で

因子さえも

早成なれば

衍字を競る

 

その大儀を

詆毀すれば

功利までも

徴証し霧る

 

浅き散光で

真理さえも

往昔なれば

戦技を選る

 

その峡路を

敬畏すれば

悼詞までも

矜式し散る

 

 

「主の違算」

仄かな交感は

顕位で閉口し

表紙の器質を

懐疑し腫れた

 

そして細事は

支根を治理し

定則の泉石で

総説し党した

 

細かな包括は

偏気で警告し

鏡裡の飛信を

拝辞し枯れた

 

そして大義

恥骨を私使し

星霜の展性で

闘戦し相した

 

 

「ロンド」

宏き飢渇で

高校さえも

編制したら

冠詞に嵌る

 

その戦利で

壮気にさえ

長息すれば

再審を祟る

 

浄き比観で

宝国さえも

譴責したら

藩籬に罹る

 

その天資で

当為にさえ

焦燥すれば

退室を触る

 

 

「ティーズ」